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杉山ニット工業

ヘンプ・5本指ソックス・クルー(レギュラー)

ヘンプ・5本指ソックス・クルー(レギュラー)

通常価格 ¥1,320
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品 質:植物繊維(ヘンプ)・綿・ポリエステル・ポリウレタン

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  • ヘンプ(大麻)ソックスの特徴

    1.強度は天然素材の中で最高レベルであり、水に濡れると強さを増す。

    麻は天然繊維の中で最も丈夫と言われており、水に濡れると強度が増す性質を持っています。また、日光に晒されても劣化しづらいという利点も併せ持っています。

    2.放熱性、吸湿・吸水性に優れており、水を発散する性質を持つ。

    繊維の中心が空洞になっている麻は、コットンの約4倍以上の吸水性があります。発散性も抜群で、含んだ水分をあっという間に乾かすことができます。そのため汗をかいても肌に張り付かず快適に過ごせます。

    3.一年中履くことのできる靴下。

    ヘンプは多孔性繊維であるため、通気性と熱伝導性が高く、「夏は涼しく、冬は暖かい」という特徴を持った繊維です。

    4.地球環境に良く、サステナブル素材である。

    麻栽培は綿花のように農薬や化学肥料を必要とせず、雑草や害虫に強く単位面積当たりの収穫量が比較的多いという特徴を持っています。さらに、大麻を植えることで土壌が改善されるだけでなく、少しのエネルギー量で育つため、地球環境に及ぼす影響も大きくありません。

  • 「麻」について

    一口に「麻」と言っても、大麻、亜麻、苧麻、黄麻、マニラ麻、サイザル麻など20種類前後の類似した品種があると言われています。

    英語圏では日本の「麻」のような総称はなく、アサ科の「大麻」は「ヘンプ」、アマ科の「亜麻」を「リネン」、イラクサ科の「苧麻」を「ラミー」、シナノキ科の「黄麻」を「ジュート」などと言います。つまり、「麻」とひとくくりにされていますが、それぞれ植物学的な類縁はありません。

    また、産業用大麻とは、産業用の目的で利用する大麻草を指す言葉です。一般的に嗜好や医療目的に用いられる薬用型大麻は「マリファナ(Marijuana)」と呼ばれ、繊維や食品に利用される中間型大麻または繊維型大麻を「ヘンプ(Industrial Hemp)」とし、区別しています。

    この違いはTHCとCBDの2つの化合物の割合で決まり、THCがマリファナ効果のある化合物です。ヨーロッパ、カナダやオーストラリアなどでは、THC含有量が0.3%未満の品種を産業用大麻と呼んでいます。

    本製品に使用している産業用大麻(ヘンプ)は、人と地球環境に優しいという特徴を持った日本の伝統繊維です。

  • 「大麻(ヘンプ)」について

    大麻の原産地は中央アジアのカスピ海沿岸付近で、アサ科の1年草です。草丈は3m~6mで真っ直ぐに上に伸びるのが特徴です。茎から取れる繊維は黄金色で美しく、世界中の国々で古代から大切に栽培されてきました。大麻は強い生命力を持つため、適応能力が早く比較的丈夫です。繊維として用いるためには、人手や技術、根気が必要ですが、そこから生み出される加工品は、生活の衣食住すべての場面で重宝されます。

    繊維や木質が採れる茎、ヘンプナッツやヘンプシードオイルが採れる種は日本で合法とされています。

    大麻の繊維は古くから、しめ縄など神事に使用され、赤子の産着には「魔除け」と「成長を祈る」意味を込めて、大麻の葉の文様を藍で染めるなど、日本人にとって祈りや願いを示す身近なものでした。

  • 麻の歴史

    「麻」は、もっとも古くから利用されてきた植物の一つです。

    エジプトのピラミッドの壁画にも麻が描かれ、ミイラを包む布にも麻糸が用いられています。

    一方、日本で麻が使われ始めた正確な年代は分かっていませんが、日本人は早い時期から麻を栽培していました。それは、1万2000年前の縄文時代早期まで遡ります。

    福井県の鳥浜貝塚遺跡麻では麻縄や麻の編み物、麻の果実が発見されました。

    さらに、秋田県の菖蒲崎貝塚、北海道のキウス4遺跡、東京都の下宅部遺跡、鹿児島県の宮之迫遺跡などでも麻に関するものが出土しています。

    麻は捨てるところがなく、利用されていました。麻の果実は食用や油に、茎から得られる繊維は衣服、漁網、釣り糸、袋、縄、弓弦などに、茎の芯は建築材に、繊維の屑は保温材として用いられていました。また、日本の伝統的な和紙も大麻で作られるようになりました。

    7世紀後半から8世紀の奈良時代に成立したと考えられている万葉集にも麻の収穫の情景を詠んだものや麻糸、麻布にまつわる歌が多く収録されています。

    また、神道において、麻は罪穢れを祓うものと定義されています。麻は天照大神の象徴ともいわれ、天皇一族にとって重要な植物であり、当初は神棚に飾られることのみが許されたものでした。